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【未経験者】SIer入社前(配属前)に「やっておけばよかった」と後悔したこと

初心者

私が勤めている会社の新人研修は4月から6月末までの3ヶ月間。7月には新入社員が各部署に配属されます。

もう若手とも言えない社歴となった私も新入社員だったことがありました。

今思い返せば、入社や配属前に「やっておけばよかった」、「知っておきたかった」というような後悔などがあったりします。

強くてニューゲームしたい

配属後でも、やる気と環境さえあれば勉強はできると思いますが、
学生期間や研修期間は学ぶ為の時間でもあるので、可能であればその間に色々なことを学んだほうが効率はいいように思います。(あと、年齢重ねると本当に覚えられなくなる。本当に。怖い。)

そこで、当記事では、入社前や研修中に「やっておいてよかった!」「やっておけばよかった…」と思うことを自身の経験をもとに紹介したいと思います。

この記事の概要
  • 自分がやっておいて良かったと思うこと
  • SE歴数年の今の自分から見てやっておいた方が良かったこと

【関連記事】中小SIerの若手SEの1日【ほぼ開発業務でPCにかじりつく】

やっておいてよかった!

  • ITパスポートの勉強
  • IT用語辞書を見る
  • IT系雑誌を読む

今の自分を支える直接的なスキル取得などではないのですが、エンジニアとしての基礎力向上に繋がり、他者からの評価にも繋がったと思う3つです。

ITパスポートの勉強

iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

出典:【ITパスポート試験】情報処理推進機構

そもそもプログラミングどころかIT知識もあまりなく、入社前ぐらいの時は、「BYOD」、「ユビキタス」なんて単語が同時は印象的で、「横文字ヤダー」と思いながらも、男心をくすぐるワード達に「覚えたら格好良いのでは?」と意識高い系を発揮していた時期でもありました。

内定先の会社から「入社までにITパスポート合格しておいて下さい」ということで、勉強をスタート。

ITパスポート試験ドットコムの「過去問道場」というサイトもをよく使っていました。

正直、ITパスポートを取得したからといって全てのIT知識が得られるわけではありません。

また、就活や転職に効果がある資格というわけではないです。

しかし、未経験者やIT知識が不足していると感じる方は、まずここから初めてみて欲しいです。

漠然としたものを勉強するよりは、確かな指標(資格取得)があった方がモチベーションを維持できますし、何より「資格」とう形に残ります。

ITパスポートは未経験者にとってはいいレベル間の難易度だと思いますので、是非挑戦してみて欲しいです。

個人的に、資格は若手のうちに取れるだけ取ることを強くオススメしています。

記事も書いてますので、よければ参考にしてみてください。▼

【記事】IT資格は若手のうちにとるべし!若手だからこそ得られるメリットあり!

一応当時使っていたものの版数違いを紹介しておきますね。

こちらも結構人気

動画で学習したい!とかであればUdemyの下記を受講してみるのもあり!

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 直リンク貼れずにすいません…。

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IT用語辞書を見る

配属先で上司や先輩からと話す時、作業指示をもらう際に、IT用語が飛び交う場合があります。

社内での内容であれば、むしろ新人にIT用語をポンポン出して、理解させようとする側に問題があるように思いますが、対お客様との場合でも全然あり得ます。

お客様側としては、こちらはシステム屋なので知ってて当然だろう。という体で、躊躇いなく用語をバシバシ出します。

SIerだとBtoBがほとんどであり、システム部門で元SEのお客様に説明しなくてはいけないなんてことは結構あります。お客さんの方が知識豊富なのではと思うこともしばしば。

ニッチなワードを知らないのは仕方がないですが、仕事を進めていく中で、IT用語の基礎は早めに抑えておいた方がよい場合が多いです。

私がよく見ていたのは「「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

研修講師の方や先輩の言ったワードをメモしておいて、後で検索してみる。なんてことをよくやってました。

教える側も人間なので、用法を間違えてる場合もあり得ます。IT用語は曖昧なものも多いので、一度自分で意味を確認しておいた方がいいです。

IT系雑誌を読む

IT業界におけるトレンド、歴史などの勉強になります。

IT初心者の場合、初めは読むことが苦にしかならないかもしれません。

ただ、段々とわかるようになってくるようになると、自身の知識がIT技術者寄りになっていく感覚があって、そこそこ楽しくなってきます。

SEは知的好奇心も大事な職業なので、アンテナを張るという意味でも読んでおいて正解だったと思ってます。

初めは「日経PC21」当たりが読みやすいかもしれません。

Office系ソフトの効率アップ術やWindowsなどのオススメ設定など、
今までパソコンをあまり使ってこなかった方には、目からウロコの情報が載っていたりします。


ネットでも情報収集は可能ですが、ITに詳しくない人がネットで探すよりも、コンテンツをまとめた雑誌の方が読みやすさ、学習しやすさはあるように思います。

本屋に行くのが面倒であればKindle Unlimitedはかなりオススメです。

大抵の雑誌が揃っている上、他のIT系参考書も定額範囲に入っていることがありますので、かなりお得感があります。(自分もかなり利用してます)

やっておけばよかった…

入社前や研修中、これをやっておけば、もう少し自分の出来ることが増えていたり、

もっと効率良く仕事できたかなと思うことがあります。(タラレバですが)

  • 仕事の進め方を勉強
  • タイピング練習
  • 文章の書き方を勉強
  • Office製品に慣れる
  • 天候や忙しさに左右されない趣味を見つける

仕事の進め方を勉強

SIerは、エンジニアとはいえビジネスマンです。

プログラミングを覚えるのも大事ですが、プログラミングはあくまで仕事道具に過ぎません。

技術力がなくても上司や顧客から評価が高い人がいたり、

技術は高くても評価が低い人もいます。

評価が高い人は、技術力云々は別して、プロジェクトの進め方、段取りとても華麗です。

プログラミング能力は、プログラマーであれば大いに求められますが、SEはプロジェクト管理能力の方が求められます。

よくある勘違い。SEとプログラマーは違うよ。

SIerの場合、社内のメンバーでシステム構築することもありますが、ビジネスパートナーさんや別プロジェクトのプログラマーの手を借りたりする場合が多いです。(業務委託もある)

変な話、プログラミングは少しかじった程度でも、SEとして仕事をすることは可能なんです。

ただ、プログラミングをわかってないSEが組む要件や工数で、泣きを見ることもしばしば…。できるに越したことはない。

SIerについて知りたい方は▼の記事を参考にすると良いかと思います。

【記事】【将来性】「SIer」って何?|中小SIer勤務の現役SEが教えます【ヤバい?】

SEの作業の一端を少しでも知りたい方は、以下の記事を見てみて下さい。ソフトウェアのレビュー作業について大事にしている考えなどをまとめてます。

【記事】ソフトウェア開発におけるレビューの目的は?|レビューにおける大事な考え方

勉強しよう!と思って読んだわけではないですが、▼の本は読んだりしてました。

タイピング練習

まだ変な癖もついていない時だったので、もっと練習して、タッチタイピングを超速でキレイにできるようにしておきたかったです。

エンターを押す時、右小指で押すとたまに攣りそうになる雑魚SEです。

今から矯正しようとするとどうしても仕事が遅くなりがちなので、また我流に戻ってしまい、結局抜け出せずに我流のままっていう人はそれなりにいるように思います。

当時の自分に言いたいことは、「とにかく寿司打をやりまくれ!」

文章の書き方を勉強

入社前、SEは黒い画面に向かって「カタカタカタカタカタカタッ!!タターン!!」ってずっとやっているイメージだったんです。

実際に配属されて驚愕。コーディングしている時間は、1日平均2時間程。

それ以外は、メール打って、説明資料やマニュアル作成して、システムのパンフレット作成なんかもして、日報書いて…。

もう文章書いてばっかり!(ソースコード内でもコメントで文章書いてますし)

上流(要件定義など)の仕事や役職が上になればなる程、文章を入力している時間は増えていきます。

寿司打でタイピングを爆速にし、書き方をマスターすれば、作業効率は爆上がり間違いなし!

自分は▼の本を参考にしました。

Office製品に慣れる

Excel、Word、PowerPointはかなり使います。

要件定義書、設計書、テスト仕様書などなど。

SEは沢山の資料を作成しますので、効率良くOffice製品を使えることが重要になってきます。

Office製品の使い方を勉強する方法の一つとして、MOSの資格を取得してみるのも有りかと。

OfficeをインストールしたPCを準備するか、Microsoftのアカウントを使ってOneDrive内のオンラインOffice(無料だがファイル保存の容量制限あり)を使うなり、勉強できる環境を早々に準備しましょう。

最近はGoogleアカウントがあれば無料で使えるGoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントを使う場面も出てきました。こちらも少し使ってみることをオススメします。

天候や忙しさに左右されない趣味を見つける

SEに限った話ではないですが、仕事をしているとどうしてもストレスを溜めてしまうものです。

休日や仕事終わりにストレス解消を図ろうとした際、

例えば散歩が趣味だったとして、雨の日が降ってしまうと中々外に散歩も行けないですよね。

ましてや、新型コロナウイルスの影響もあって外出を控える必要がある中で、

趣味を謳歌できず、ストレスの捌け口がない人も多くいるでしょう。

なので家の中などできる「天候や忙しさなどに影響されにくい趣味」を作っておくとよいかもしれません。

自分はインドア派で、漫画やアニメ見て過ごすのが楽しいので、むしろコロナによって外に出なくていい理由を私に作ってしまったようです。

最近はアマゾンプライムビデオでひたすらアニメ見てました。

未だ鬼滅の刃は未視聴(汗)

エヴァは当然全部みました。当然。

プログラミングの事前学習は不要!(暇ならやっておくぐらいの気持ちでOK)

「やっておけばよかったこと」を列挙しましたが、プログラミング系は一つも挙げませんでした。

理由は一応あります。

配属後、客先で実際に動いているシステムに触れながら理解を進めっていった方が効率がよいからです。

  • 製品として動作するシステムはどういった作りをしているのか
  • どういう顧客要望があって、どういう対応をしているのか

などなどを形にした「生」のシステムに触れた上で、プログラミングの勉強をした方が明らかに理解が進むと思いませんか?

入社前や配属前からプログラミングの勉強をしておければ、確かにプラスはあるかと思います。

ただ、新入社員にはまだまだ覚えること、やらなければいけないことが数多くあります。

限られた時間の中で効率良く学んでいくには、プログラミングを先にやるよりは、他の事に時間を割いた方が、より仕事のできるSEになれるのではないかと今となっては思ってます。

IT業界への転職で、プログラミング未経験の場合は話が変わってきます。早々に勉強しましょう!「独学だと捗らない」「応募しているけど通らない」という方は、就職まで支援してくれるスクール系のサービスを利用してみた方がよいかもしれません。

さいごに

新入社員だった頃の自分を思い出しながら書いてましたが、当時を振り返れば振り返るほど「やっておけばよかった」ということは多くあります。

ただ、少しでも後悔のないように、皆さんには色んなことに挑戦し、失敗と成功を繰り返しながら、エンジニアとして仕事を楽しんでもらえたらと思います。

共に頑張りましょう!!