SIer

「指示待ち人間」と思われないための3つの考え方・振る舞い

指示待ち人間と思われない考え方と振る舞い

仕事をしていると、上司や先輩から作業の指示をされることがあると思います。

指示に従って仕事を進めていくのが普通です。

ただ、よく聞きませんか?

指示待ち人間になるな!!

逆にこうも聞きませんか?

勝手なことをするな!!

どっちなんじゃい!!!!!

というか、そもそも「指示待ち人間」ってなんだろうという話。少し考えてみましょう。

この記事の概要
  • 指示待ち人間とは?何が悪い?
  • 指示待ち人間と思われないための3つの考え方・振る舞い

指示待ち人間とは?

「指示されるまで何もしない」「指示通りの作業だけやる」というような自身で考えて行動できない人たちを総称していう場合が多いかと思います。

「指示待ち人間」は、ネガティブイメージの言葉になりますが、「そうならないようにしよう!」と意気込む人はそう多くないような気がします。

自分自身はそうではない。と心のどこかで思っているのかもしれないですね。

指示待ちの何が悪いか

では指示待ち人間だと何がいけないのか。

正直、指示通り完璧に出来ていれば全く問題ないと思ってます。若手の間は。

ただ、いつまでも「指示待ち人間」のままでは、▼のような問題にブチ当たるかも。

  • 昇進が遅い(スキルがあっても)
  • 指示する側の手間を取らせる

昇進が遅い(スキルがあっても)

昇進するということは人の上に立つ可能性が高くなるということです。つまり「指示する側」にまわります。

そうなると自主的に動けて指示も出せるような社員を昇進させることになります。

「指示待ち人間」は、いくらスキルがあったとしても、昇進を後回しにされがちです。

最悪、若手にどんどん抜かれていき、後輩上司に気を使われながら仕事をすることになります。

…お互いの為にならないとは思いませんか?

指示する側の手間を取らせる

「指示待ち人間」には、細かくイチから説明し、最後まで面倒を見てあげる必要があります。

判断ができない為、指示を待つからです。

指示する側の方は、必然的に社内でも給料が高い傾向にある為、「上長の手を煩わせる」=「会社にとってのマイナス」です。

2年目以降の社員で「指示通り作業できてるからいいじゃないですか!!」は、意見として間違ってます。よくないです。

何故「指示待ち人間」になってしまうのか

  • 上司の指示が絶対だから
  • 選択に対する責任を取りたくないから
  • 何をすればいいかわからないから
  • 失敗したくない
  • 臨機応変さがない
  • 自分の作業の立ち位置がわかってない

などなど。様々なパターンはありそうです。

能力不足は今度の成長に期待するとして、心構えや振る舞いなどの少し注意すればできそうなことは、若手のうちからできていると、「こいつは自主性がある!」「将来有望だ!」と思ってもらえるかもしれませんね。

指示待ち人間と思われない振る舞いと考え方3つ

自分自身は指示待ち人間じゃない!と断言はできませんが、以下のことを意識してみるとよいかと。

1、上司や先輩も完璧でないことを想定する

「上司や先輩が言うことは絶対だ!そして正しい!」

そんなことたぁない!!

むしろ指示を受ける時なんかは疑いながら話を聞きます。絶対に裏を取ります。

人は勘違い、記憶違いなどをよく起こします。裏を取り切れない場合は、最低限信用できる情報を優先します。

全てを鵜呑みにしないことが大事!!自分で何が正しいか考える!そこで自主性を養います。

2、作業指示を受けた時に目的を確認する

指示を受ける際、つい目の前の作業のことだけに集中してしまいますが、それはNGです。

まず、指示されている内容の「最終目的」と「最終成果物」のイメージを共有してもらって下さい。

指示者と作業者でゴールの認識に相違があると、作業の漏れや誤りが発生しやすいです。

上長にその成果物を見せた時、「うーん。確かに内容はあってるんだけど…、他の作業との兼ね合いも考えた言い回しを…」なんて言われて、修正作業を行うコストをかけてしまう。

もちろん「目的」を伝えなかった上長にも問題はありますが、「もう新入社員じゃないんだから少し考えてくれよ」と思われる可能性もあると。

特にドキュメント作成の時なんかは起きやすい問題ですね。

その作業がどういった立ち位置のものなのか、全体像を把握しながらできる人というのは主体性があり、「指示待ち人間」とは思われにくいですね。

そのプロジェクトにおける「当事者意識」があれば、全体像は自ずと気になるはずなんですがね。

3、質問の仕方に注意する

A作業終わりました。次どうしますか?

この質問の仕方、どう思いますか?言葉じり一つではありますが、これNGです。

「あ、指示待ち君なのね」と一発で認識されます。

では次。

A作業終わりました。スケジュールを確認したところ、B作業の担当者が空きになっていましたのでB作業を進めてもよろしいでしょうか?

どうでしょうか。違い、わかりますよね?

確かに、両方とも指示を得る話掛けてますので、ある意味「指示待ち」の状態と言えます。

ただ、後者の場合は「指示待ち人間」に感じないんですよ。

何が違うか。

作業指示者の負担を考えた発言ができているかがポイントです。

結局、若手社員だろうがベテランだろうが、ある程度は上長の指示を受けるんです。

つまり「指示待ち人間かどうか」は、そう思われてしまうかどうか。ただそれだけの差なのです。

言葉一つ変えただけでも印象がだいぶ異なります。重要なことですので注意しながら質問しましょう。

さいごに

結局、「指示待ち人間」かどうかは、客観からの判断でしかない為、実際がどうかなどは関係ないです。

そう思われないような振る舞いや考え方をもって、主体的な動きをアピールしていれば、「指示待ち人間」とは思われることはないでしょう。

そのアピールの一貫として、若手の場合はどんどん資格を取得することはオススメです。

強制されていない資格取得は、主体性がないと「やろう!」とは思わないので、「向上心もやる気もあっていい人材だ!」と評価されやすいです。

【記事】IT資格は若手のうちにとるべし。若手だからこそ得られるメリットがある

【記事】【合格体験記】Udemyありがとう。AWSクラウドプラクティショナーに合格

是非、主体性アピールを!!