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若手(SE)のうちに取っておいたほうがいいIT資格5選+α|現役SIer勤務のSEが紹介します

資格5選

IT系の業種に就くと「資格」というものを意識する場面が少なからずあったりします。

特に若手の頃は。

けど、いざ取ろう!と行動しようとした時、

IT系資格っていっぱいあって何とればいいの?

と思った方も少なくないのでは?

そんな方々向けとして、当記事では

「若手(SE)のうちに取っておいたほうがいいIT資格5選!+α

を紹介していきます。

是非参考にしてみて下さい。

資格を取るなら若手のウチに取ったほうがいいですよー。

【記事】IT資格は若手のうちにとるべし。若手だからこそ得られるメリットがある

この記事の概要
  • 若手のうちに取っておいた方がいい資格5つを紹介
  • 可能ならとってもいいなーと思う資格も紹介
  • 取ることが大事!というよりは過程で得られるものが大事

あくまでSIer勤務の自分視点で考えたものです。SESで働くの方など、全ての方に当てはまるわけではありません。

若手(SE)のうちに取っておいたほうがいいIT資格5選

それでは紹介していきたいと思います!

ITパスポート

通称「iパス」。ITに関する基礎知識を証明することができる資格。

実施機関IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)
試験日程随時
受験料5,700 円 ※2022年4月より7,500 円
合格点総合評価点が1000点中600点以上、分野別評価点が1000点中300点以上
合格率50%前後
勉強時間(目安)100時間程度

試験会場は全国的にあり、予約さえできればいつでも受験可能です。

勉強時間も100時間程度ですので、1日2時間やれば2ヶ月とかからず合格できる試験です。

(もちろん人によりますが)

この資格自体に「就活や転職で有利になる!!」というような期待は正直できませんが、何もわからないでIT関係の仕事を始めるよりは、合格できる程の知識はもっていないと業務に支障が出るかもしれないですね。

・・・というぐらい初歩的な資格です!

次に説明する基本情報技術者試験とも学習範囲に被りがあるので是非取得して、上司や人事に「やる気」を見せるためにも取得してみては?

私は同期の中で一番初めに取得したことで、「向上心」みたいなものが評価されたようでした。(後の面談で言われた)

ちなみに勉強したときは、▼の「よくわかるマスター」のテキストを使用しました。

▼も人気なようです。

Udemyなら動画で学ぶこともできます。セール中は1000円代になったりするのでオススメ!

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基本情報技術者試験

SEの登竜門的存在である基本情報技術者試験。これぐらいの知識はSEとして持っておきたい基礎知識ばかり!

実施機関IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)
試験日程年2回(4月と10月)
受験料5,700 円 ※2022年4月より7,500 円
合格点午前問題100点中60点以上
かつ、午後問題100点中60点以上
合格率20%台
(2020年秋と2021年春は何故か約50%)
勉強時間(目安)200時間程度

試験は1年に2回だけのため、ITパスポートに比べるとチャンスが少ないが、しっかり準備して取り組めば、合格できない資格というわけではない。

申し込みにも期限がありますのでご注意を!

午前150分、午後150分と長丁場の試験となるため、しっかり体調を整えた上で受験できるようにしましょう

この試験に合格すると、ITパスポートに比べれば、評価されている感が若干出てくるかもしれません。

それぐらい人気で有名な資格なんですよね。さすがSEの登竜門。

正直、試験時間合計300分と知って、だいぶやる気がなくなってましたが、1年目の秋試験で何とがギリギリ合格できてました。

ちなみに勉強したときは、▼のテキストを使用しました。

午前問題はひたすら過去問道場を繰り返して問題傾向になれておいて、午後問題の言語はJAVAを選んでなんとかクリア!(この試験を受ける前にJAVAのアソシエイトという試験を合格していたので、何となかった…)

あとは▼の参考書で午後問対策は少しやりましたね。

OracleMasterBronze

RDBMSと言えばOracle!というぐらいの有名格。SIerだけの話ではなく、SEならDBの一つくらいは基礎を知っておかないといけないです。

実施機関Oracle
試験日程随時
受験料32,340円(試験コード:1Z0-085)
合格点正答率65%以上
合格率非公表
勉強時間(目安)40時間程度

自分はOracleMasterのSilverを2015年程に取得しています。

しかし、2020年1月から試験体系がごっそり変わってしまいましたので、今の試験の難易度を肌で感じていませんが、どうやら昔と変わらないか優しくなっているようです。

どう変わったかは▼を参考に!

どうやらSQLをやらなくて良くなったので、学習時間はだいぶ減るのではないでしょうか。

個人的にはDB扱うにあたってSQLやらないのはどうなんだ…と思ってしまいますが

なので、参考にはならないかもしれませんが、一応当時学習で使っていたものの版違いの参考書などを紹介します。

▼いわゆる「黒本」で勉強していました。

ただ、黒本だけではOracleの全体イメージがどうも掴みにくかったので、▼にはとてもお世話になりました。
(今もたまに見返します)

試験では出ませんが、SQLを勉強したい方は▼でまず全体像を掴むことをオススメします。

DB関係だけの話ではないですが、参考書を何度も読むよりも、実際に環境組んで手を動かしたほうが覚えます。

環境構築面倒だけど、実務でやる可能性も結構あるので事前練習と思ってレッツチャレンジ!!

CCNA

ネットワークエンジニアの入門資格。ただし、ネットワークエンジニアでなくても基礎的なところを押さえていないとSIerでは通用しないぜ!(顧客のシステム部門との話をしていると専門用語が当たり前のように出てくる出てくるっ!!)

実施機関シスコ
試験日程随時
受験料36,960円
合格点詳細は不明(おおよそ1,000点中825点)
合格率非公表
勉強時間(目安)160時間程度

今やシステムを使うとなると、ネットワークが構築されていることが大前提!

ある程度基礎的なことは理解しておかないと本当に太刀打ちできない分野なので、CCNAぐらいの知識は頭に叩き込んでおきたいものです。

・・・とか言っておきながら、実は私、CCNAは勉強はしたのですが受験してないです…。

業務が忙しいという言い訳をしながら、参考書をずっと放置してきました。

機会があれば勉強し直して受験しようと思ってますけども。。。

勉強をするなら、簡単な参考書を見る⇒もう少し細かい参考書を見る⇒「Ping-t」でアウトプットの練習をしていくという感じが王道のようですね。

▼の参考書で概要をまず掴むと。

その後に▼で細かい部分を見ていく感じですね。

ちなみに、「Ping-t」だけでなく、▼のサイトも結構学習しやすかったです。

Python3エンジニア認定

正直、Pythonである必要はないのですが、何か言語系の資格の勉強をしておくと、他の言語にも適用しやすくなります。(今、Pythonは人気ですし)

実施機関一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会
試験日程随時
受験料11,000円
合格点70%以上
合格率非公表
勉強時間(目安)基礎試験:約30時間程度
データ分析試験:約30時間程度

試験は「基礎試験」と「データ分析試験」の2種類あります。

難易度は同程度。

JavaやOracleなどのベンダー試験に比べれば、比較的受験料も安いため、受験しやすさはありますね。

おすすめの勉強の流れとしてはUdemy⇒テキスト⇒模擬試験ですね。

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【Udemy】現役シリコンバレーエンジニアが教えるPython 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイル

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テキストは▼が人気

Udemyとテキスト学習が終わったら、2つの模擬試験を繰り返し解く

ついで:可能なら取っておくとよい資格

自分はそこまで必須とは思っていないですが、若手のうちは仕事の幅は広がりそうだな-と思う資格を挙げておきます。

LPIC(レベル1)

「Linux技術者認定試験(Linux Professional Institute Certification)」の略称。

LInux環境を問題なく触れるかを証明できる資格になります。

実施機関LPI
試験日程随時
受験料1試験16,500円(レベル1で2試験あり)
合格点65~75%で変動
合格率非公表
勉強時間(目安)200時間(101、102の2試験合計)

私の場合、基本開発はWindowsベースでやっているんですが、ちょこちょこLinux環境を触らないといけない場面があったりします。

全てを知っておく必要はないですが、オープンソースライセンスのOSを触れる機会があれば有効な資格だと思ってます。

AWSやクラウド系のサービスはLinux系サーバーで動いているっぽいので、触れる機会は今後多くなってくると考えてます。

勉強は、CCNAと似たような感じになります。

まず▼で概要を掴む

そして深堀りしていく

場合によってはUdemyを活用!

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Azure Fundamentals(マイクロソフト認定資格)

クラウドサービスの一角、Azureについての基礎知識を有している証明になる資格です。

実施機関マイクロソフト
試験日程随時
受験料13,750円
合格点1,000点中700点
合格率非公表
勉強時間(目安)30時間

SIer事業において、クラウドを使うことを顧客側で検討する風潮が強まりつつあります。

最終的に使うかどうかは別としても、メリットやデメリットなどの提示をできないと、顧客側も困ってしまいます。

そのための基礎知識として勉強しておくのはありかなと思います。

一般的な勉強方法は、公式のラーニングモジュールを使う方法のようですね。

AWS認定資格(クラウドプラウティショナー)

AmazonのクラウドサービスAWSの知識を有することを証明する資格です。

Azureと同様、顧客側から「AWSを使用した場合にどうなるか」というような質問が結構きます。

そこでどう答えるかは、やはり知識がないと根拠のある回答はできないですよね?

実施機関Amazon
試験日程随時
受験料12,100円
合格点1,000点中700点
合格率非公表
勉強時間(目安)40時間

クラウドプラクティショナーは合格体験記を書いてますので、詳細は▼へGO!

【記事】【合格体験記】Udemyありがとう。AWSクラウドプラクティショナーに合格

更についで:IT系以外の資格でのオススメ

これまではIT系の資格だけをオススメしましたが、ついでにIT系以外も簡単に紹介します。

簿記

言わずとしれた有名資格。2級までは欲しいところ。

お金の流れや貸借対照表、損益計算書を読めるようになることは、会社員なら将来必要になるスキルです。

キャリアが上がればコスト管理も必要になります。

簿記はその一歩として必要な知識をつけるにはもってこいな資格です。

経理でもやらない限りは1級までは不要ですね

色彩検定

システム開発をしていると、デザインを自分でしなきゃいけない場面が結構あります。

システムの画面構成や説明資料、マニュアルやパンフレットなどなど…。

配色のルールやその時に合ったベストな色を論理的に選択できるようになれば、デザインで悩む時間は少なくなると思います。

周りのエンジニアにも何人か持ってる人がいて意外性を感じましたが、理由を聞いたら納得でした

もっとついで:個人的に興味のある資格

ここから書く内容は個人的に興味のある資格です。

「そんなの興味ねぇ!!」という方は読み飛ばして頂ければ汗

ファイナンシャルプランナー

通称FP。簿記とは違った方向性でお金に関する知識を持っていることを証明する資格です。

保険や投資、税金などの個人に関わる内容が大半です。

「お金の知識」ってなかなか勉強する機会ってないですよね?

学校でも教わることないですし。

なので、自分自身、妻子持ちなのでお金の勉強はしないとなーと常日頃思ってたりします。

TOEIC

昔は「英語?翻訳機で十分じゃい!!」って思ってた時代もありました。

でもスムーズに文章読んだりコミュニケーションしたりする場合、翻訳機かけるラグがあると、なんか面倒なんですよね。

あと、変数名やらクラス名なんかも英語で名前がついていると、英単語知らないとイメージつかなかったり…。

ネットで技術本調べると英語しかなかったり…。

英語って大事!!!

中小企業診断士

企業におけるマネジメント業で必要な知識をつけることができる資格です。

将来的には技術者というよりは、マネジメント側に行きそうな自分なので、中小企業診断士の資格は結構ためになりそうだなーと。

しかし、勉強時間は1000時間程かかりようなので、かなり悩み中。

そこまで掛けて必要なものか…。

効率的に学習するために社会人向けの講座などを使うという手はアリですね。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

SIer、特に中小企業で働いていると、自分でやらないといけない範囲が良くも悪くも広いので、プログラミングだけしていれば良いというわけでもなかったりします。

インフラ周りの状況や顧客の需要によって、またオススメの資格も変わるかもしれません。

いずれにせよ、勉強はしないとね!という感じです。

そもそも資格ってSEに必要ない論などもありますが、目的持たずに勉強するよりは資格を目的にしちゃって勉強し続けた方がいいと思いますけどね!

【記事】システムエンジニアに資格は必要?無くても仕事はできるけど取っておくべき場合もある

以上!

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