皆さん、「SIer」ってご存知ですか?
しえあー?しあー?なんて読むの?
以下の記事(2018年)で、2ちゃんねる創設者のひろゆきさんが「SIerはヤバい!」と語ったことが影響しているのか、エンジニアじゃなくても知っている方が増えてきている印象はあります。
ただ、単語は聞いたり知ったりしているものの、どんなものなのかは「?」という方も多いかと思います。
当記事では、下のようなSIerへの疑問を持つ方向けに、中小SIerの現役SEである「あいまいねこ」が説明いたします!(がんばります!)
実体験なども書いていくから、就職・転職先がSIerになった方は参考になるかも!!下の記事も是非見てみてくださいね!!
【記事】【未経験者】SIer入社前(配属前)に「やっておけばよかった」と後悔したこと
【記事】研修でついていけない方へ|会社は新人の「成長力」に期待する!「即戦力」としては期待してない
【記事】IT資格は若手のうちにとるべし!若手だからこそ得られるメリットあり!
SIerとは?
SIerとは、顧客からの依頼・要求に対して、IT技術を活用した様々なサービスを提供する企業の事です。
SystemをIntegrate(統合)する人(-er)という意味から「SystemIntegrater」という名前が付き、略称として「SIer(エスアイアー)」が用いられています。
ただ、英語的には、最後が「-or」の「SystemIntegrator」が正しいので、英語圏では「SIer」と言っても通じなかったりするようです。
和製英語なんですよね
どんなことをしているか
顧客から見るSIerは「システムのなんでも屋(企業向け)」という感じです。
もちろんSIerによって得意・不得意の分野はありますが、顧客から「こんなことやりたいんだけどさ。これできる?」と言われたら、即答で「できます。やります。やらせてください。」と営業が答えてしまうぐらいになんでもやります。
私が携わった案件だけでも、▼のようなことをやったりしました。
案件ではないですが、自社開発ソフトの営業用パンフレットを作ったりすることもあったりします。(当時、イラレやフォトショで作るのが楽しかったけど、開発の要員が作るべきものだったのかは…)
ただし、SIerの1社だけで完結することは少ないです。むしろ自社開発がゼロなんてことも。
SIerは、様々な業者さんと連携しながら、様々なハード、ソフトなどを組み合わせることで、顧客の要望に適ったシステムを提供することを生業としています。
- 顧客からの依頼をSIerが請ける
- システムで使うサーバーやルーターなどをハードウェアベンダーから購入
- パッケージやクラウドサービスのライセンスなどをソフトウェアベンダーから購入
- システムの設計/実装/テストをプログラミング会社に外注
- ネットワーク工事などをインフラベンダーに外注
- SIerが顧客へシステムの提案・提供する
概要は上のようなイメージですが、これはあくまで一例です。
二次請けの会社がハードやソフトを仕入れる場合もありますし、プログラミングを外注しないでSIer社内で対応する場合もあります。
多重の下請け構造は、日本でのSIerの特徴ですね。
先程、SIerはシステムの「なんでも屋」と表現しましたが、実態としては「仲介業者」のようなイメージの方が近いかもしれません。
家を買う時なんかは、専門的な知識でもない限り、直接施工業者に連絡して「はい。設計図渡すから家建ててー」なんて人はいないですよね。まず仲介業者に連絡するはず。
感覚的には同じ話です。システムの仲介業者がSIerというわけですね。
SIerには3つの分類がある
SIerには「〇〇系」というような分類が3つ存在します。
就活生は、その会社がどんな立ち位置のSIerか把握する為にも一応知っておくべきかと思いましたので、一応記載しておきます。
メーカー系
パソコンやサーバーなどのハードウェアを製造している親会社のシステム部門から独立した企業を指します。
親会社がハードウェアと併せて受注した開発案件についてのシステム開発(下請け)を主に行っていますが、独自の営業ルートがあれば一次請けで行う案件もあります。
プロジェクトを転々とするということも少ない為、同じ場所で腰を落ち着けて仕事をできる場合が多いように思います。
ユーザー系
銀行や生保、製造などのメーカーではない親会社のシステム部門が独立した企業を指します。
親会社や外部企業(親会社と同業界)向けにシステム開発・運用を行います。
業界特化となる為、このSIerに勤務している場合は業界専門知識が必要となってきます。
ちなみにですが、あいまいねこはユーザー系SIerで勤務しています!
独立系
親会社を持たず、ユーザー系にもメーカー系にも属さないSIerのことを指します。
親会社に縛られることもない為、ユーザーニーズに対して臨機応変なシステム構築を行うことができます。
ただし、一次請けは大手企業が多いユーザー系やメーカー系に取られてしまうことが多い為、独立系の中小企業は、どうしても下請けに回ることが多いです。
中小SIerって実際どんな感じ?
あいまいねこが勤めている会社は、ユーザー系の中小SIerです。
一般的に「中小SIer」というと、二次請け以降である場合が多いのですが、珍しく一次請けの案件がほとんどです。
大きい又は旨味のある案件は、大手企業が獲得している場合が多く、中小SIerはなかなか一次請けすることが難しいです。!
ここではあくまで「中小企業」「ユーザー系」「一次請け」の勤務経験をベースとして、お話させて頂きます。
「中小企業」としての面
中小企業の場合、大半の会社からは「聞いたことない会社」という認識になります。
どこに営業へ行っても大手ほどの信頼はなく、新規顧客を得ることがなかなか難しいです。
その為、大手企業が獲得するような億円規模の案件が来るということはそうそうなく、中小規模の案件を年間で数件程度を対応している感じです。
その為、様々な顧客やシステム提案・構築を行うため、ちょうど良い規模感、ちょうど良い人数のプロジェクト管理・開発作業を幅広く経験することができます。
また、大手と比べて、若手のうちから活躍できる・認められる可能性が高いように思います。(逆の意味で目につく場合もありますが汗)
社員も少ないので、プロジェクト管理と開発の両方を経験したい!いう方には最適な環境かも!
「ユーザー系」としての面
親会社やグループ関係であっても、外部の会社向けのシステム開発とやることはさして変わりはないです。
「親会社だし手を抜いても大丈夫!」なんてことは一切ないです。
ただ、案件に対する競争相手(コンペティター)がいない場合が多いので、小・中規模案件を安定的に頂けることが多いです。
外部の企業相手の案件(外販)でも、「親会社が同業なら理解があるだろう」と最初から信頼をある程度頂ける場合もあるので、仕事を獲得しやすい反面、本当に業界知識がないと仕事が難しくなることがあったりします。
専門用語連発で、同業だから細かく話さなくてもわかるだろう。みたいなことがたまにあります。逆に「ウチの場合はそうではない!」と変にプライドを逆撫でしてしまうこともあります。むずかしい!!
ただこれ、メーカー系や独立系でも同じことが言える場合もあるので、「〇〇系だからこう!」ということは、SE視点からすると意識する必要性もない気がしています。
これから中小SIerへ入社する方も、会社の立ち位置は知っていて損はないですが、必ずしもパターンにハマった仕事しかやらないというわけではないのでご注意を!!
「一次請け」としての面
一次請けの場合は、企画を含めた上流工程の仕事がメインになります。
ユーザーの生の声を聞く機会が多い為、どんなシステムが「喜ばれるか、使いやすいか」というユーザビリティの意識が身につきやすいです。
また、社員が少ない中小企業の場合だと、若手のうちからユーザーと接する機会が多いです。
配属後1ヶ月で、1ヶ月間客先にユーザー教育の為に常駐したこともありました。長期出張は大変でしたが、ユーザーさんの「使い易い!」「改善して欲しい」という意見を直接聞けたのは良い経験。
これはあいまいねこの勤務する会社の話にはなりますが、下流工程は外注せずに基本的に自社で行ってます。
どうしても手が空かない場合は、SES契約したビジネスパートナーさんに作業をお願いしてました。
大手企業の社員の単価はそれなりに高いので、単価の低めの開発工程は下請けに回すことが当たり前になってます。
中小企業の場合は、社員の単価より外注の方が安い場合があるので、利益の為に自社で対応してしまうこともあります。(手空きの社員がいない場合などは、外注することもある)
- プロジェクト管理をやりたい
- 開発工程をやりたい
- とりあえずどっちでもいいから大手がいい
SIerでどういった仕事をしたいのか。自身の考え方に合致した会社を選んでもえればと思います。
方針が決まってない人には、一次請けメインの中小SIerはオススメ。上流・下流の両工程を様々な案件で経験できる可能性が高いので。とりあえず経験積んで、方針が決まったら転職すればいいですし。
SIerに将来性はない!?そんなことはない!!けれど…
ネットなどで「SIer」と調べると、「ヤバい」「将来性がない」「オワコン」なんて単語を見かけます。
冒頭でも紹介したひろゆきさんの記事の中でも「今すぐ逃げた方がいい」なんていう発言をされてます。
何故SIerはそこまで悪く言われてしまうのでしょうか。
あくまで一般論として挙げていきます。
将来性がないと言われる理由①:クラウドサービスの普及
SIerは顧客からの依頼に対して、システムの開発・構築を行いますが、いわゆる「スクラッチ」で開発することが多いです。
今までは、顧客が行っている業務に合わせて仕様をゼロから検討し、「この会社の為だけのシステム」として構成することが主流でした。
しかし、便利なクラウドサービスが一気に増え、業務に合わせたシステム構築よりも、クラウドサービスに業務を合わせた方が効率的であり、安価なことに気付き始めました。
今度、便利なクラウドサービスが増え続けるでしょうから、そもそもSIerの需要も減っていくと思われるという見解が多いですね。
将来性がないと言われる理由②:多重の下請け構造
SIerは、多重の下請け構造になることが多く、各社は特定の開発フェーズしか行うことができない為、スキルアップに繋がらない場合があります。
また、会社を経由していくと、中抜きが発生する分、下請け、孫請けになればなる程、薄利で厳しい労働環境になりがちです。
働き方改革の流れの中で、今までのような仕事のやり方を下請けの会社が継続すること自体、難しくなってくることもあり、一次請けの会社も含めて対策が急務となるでしょう。
クラウドサービスの普及でSIer需要が減っていくと書きましたが、一次請けの仕事が減っていく場合、下請けも総崩れ的に仕事が減ることが懸念されます。
下請け会社も一次請けをメインにしていく努力が求められるようになる為、なかなか厳しい競争になりそうです。
将来性がないと言われる理由③:変化に弱い開発フロー
SIerでの開発は、「ウォーターフォール開発」が主流です。
ウォーターフォール開発とは、開発工程を一つ一つやり切ったら次の工程に進む開発方式です。
「川の流れ」のように一度下の工程に行くと基本的には戻ることがないことから、ウォーターフォールという名前になっています。
ウォーターフォール開発のメリットは、スケジュールが立てやすいことにあります。
やるべき内容を計画段階で全て洗い出す為、これからどれくらいの工数が必要で、どれくらいの人数で対応するべきか。ハッキリすることが特徴と言えるでしょう。
デメリットとしては、手戻りが発生した際のコストが高いことが挙げられます。
ユーザーが実際にシステムに触れる機会はテスト後である為、実際に使い始めた時に「認識の齟齬」、「追加の要望」、「想定外の運用」が後から出てくることもあり、最悪のケースでは要件定義まで手戻りすることもあり得ます。
散々打ち合わせしたにも関わらず、
うーん。こうじゃないんだよなー。
と言われた時の絶望感…。もう快感ですね!!
また、年単位の案件なんかでたまにあるのですが、昨今の技術革新は相当早く、決めた時はOKだったけども、今となってはこっちの方がいいよね!なんてこともあったり…。
手戻りがないようにレビューは注意深く行っていますが、なかなか手戻りをなくすということは難しいもので…。
【あわせて読んで見て!】
ソフトウェア開発におけるレビューの目的は?|レビューにおける大事な考え方
SIerがなくなることはない!!けども…
上で挙げた理由以外にも「下請け構造により特定分野しか経験できない」なんてことも言われたりしてますので、SEにとっても良くないことも少なからずあります。
では、本当に将来性がないか。
あいまいねこの個人的な意見では、「そんなことはない!」という部分と「うーん…」という部分があります。
そんなことはない!理由①:クラウドサービスに全てが置き換わることはない
様々なクラウドサービスが出てきており、実際にクラウドサービスに置き換わったシステムなども見たことがあります。
ただし、大規模システムにおいては、部分的にクラウドサービスを利用することはあれど、システム側に全ての業務を合わることは不可能に近い場合が多い為、スクラッチでの開発はまだまだあることが実情です。
本店、支店で同じシステムを使用してるのに、使い方が異なる場合もよくあります。(これ本当に大変なのよ)
システムの横展開の際に苦労させられます。毎回毎回!!
そんな状況において、スクラッチなしの汎用サービスで事足りるとは到底思えないです。
そんなことはない!理由②:SIerの形も変わってきている
クラウドサービスの台頭は、SIerにとって痛手になった場合も確かにあるかもしれません。
ただ、「それじゃあSI事業はやめましょう!」とはならないんですよ。何とか事業を継続しようとします。
その結果、クラウドサービスを敵とするのではなく上手く活用することで、自社開発分を減らしつつ、コンサルに近い立ち位置でユーザーに提案・提供することで、事業を成り立たせている企業が増えてきています。
あいまいねこが行った案件においても、顧客の依頼に対して、「こんなサービスありますよー」と付き合いのあるベンダーのサービスを紹介したりすることもあります。(本当に仲介業者っぽい)
今までのように、SIerが請けたシステム要件をイチから作るようなやり方は減っていくかもしれませんが、SIerに将来がないとは思わないですね。
単に仕事のやり方を変えるだけの話。
そんなことはない!理由③:開発方式も変わってくる可能性あり
SIerは、ウォーターフォール型開発が主流です。
ウォーターフォール型の良くない点として、
- 変化に弱い
- 後からの仕様変更に対するコストが高い
- リリースまでに時間がかかる
- 各工程をしっかり進める必要がある為、ドキュメント作成に時間がかかる
などが挙げられます。
流行、情勢、技術の進展が早い世の中において、リリースに数年も掛かる場合があるウォーターフォール型では、対応しきれない部分が出てきています。(あいまいねこも現場として感じてます)
対策ですが、いっそ開発方法を変えるという手段を取ることができます。
ウォーターフォール型で進めるのではなく、「アジャイル型」の開発フローを採用するということを検討する場合があります。
アジャイル型とは、開発工程を機能単位という小さい括りでサイクルさせていき、細かくリリースしていく手法です。
「アジャイル」の意味は以下参照。
[名・形動]俊敏であるさま。機敏な。敏捷な。
要件定義、設計、実装、テスト、リリースまでを機能毎で行う為、ある程度の仕様変更も前提としている考え方の為、変化に強い開発方法となります。
後でも挽回できる部分からも、ユーザー側やベンダー側の意識決定が早くなりやすい傾向もあり、プロジェクトのスピード感は、ウォーターフォール開発の比ではないです。
じゃあ全部アジャイル型でやればいいじゃん!
と思いません?
ただ、アジャイル型って変化を許容しながら進めていく手法なので、単純に難易度が高いんですよ。
全ての企業がこのアジャイル型を採用できる程のチーム力や技術力があるとは思ってません。
「うちはアジャイルじゃい!」と言いはる会社もあるかもしれませんし、実際にちゃんとしているところもあるでしょうが、ちゃんと見てみると、単なる行き当りばったりの進め方なだけだったりすることも良くある話です。
- 変化が少ない案件
- 技術力があまり高いと言えない
- 急増チーム
- 若手ばかりのチーム
- ユーザーにアジャイル型開発の理解がない
そういった場合は素直にウォーターフォール型を採用した方が無難かもしれません。
ただ、アジャイル型の開発で進められるような会社になることが出来れば、淘汰されずに残っていく強いSIerになれるでしょう。
うーん…となる理由
一次請けSIerであれば今後も需要はあるかと思います。
ただし、下請けメインで事業を進めていた会社はこれから厳しくなっていくのではないでしょうか。
- 多重下請け構造の是正
- 開発工程はオフショア(海外へ委託)へ
- 働き方改革による無理な労働環境の是正
- 優秀な人材は待遇の良い企業へ流出
- クラウドサービスの台頭で開発工程がそもそも少なくなる
業態全体の流れは結構前から上のような状況の為、下請け自体が良くない印象であることと、クラウドサービスや開発ツールの利便性向上などで、開発工程自体の価値がどんどん下がっているように感じます。
この先数年ぐらいであれば、まだ問題にならないかもしれませんが、「将来性」という意味でいくと「うーん…」と言わざるを得ないですね。
就職、転職するなら、可能な限り上流工程をメインで行っている会社の方が良いかと思います。
今後SIerで注目されるスキル
SIerの将来性については、どの工程をメインで行っているかによっても変わってくるかと思いますが、上流工程メインの場合はまだまだ需要は高いと思いますが、「上流をやっているから安心!」というわけでもないのが実情です。
少し前からSIer(というよりIT業界)で注目されている技術やスキルがあり、それをどこまで挑戦していけるかが、SIerとして、又はSE個人として生き残っていけるかの境界だと思ってます。
是非是非、早々に身につけて、引く手数多の最強エンジニアになってしまいましょう!
あいまいねこも頑張って身につけなくては!!
AI(人工知能)
一番はやはり、言わずと知れたAI(Artificial Intelligence)です。
これは絶対に外せないキーワードとなってます。
コンピュータが得意とする計算をもっと高度に用いて、「知能な認識・判断・振る舞い」を人工的に再現させたシステムのことを言いますが、今や聞いたことがない人はいないワードでしょうし、システム屋としても意識しないわけにはいかないものです。
AIを活用した新しい技術が増えてる中、それを製品まで昇華させている会社やエンジニアは、まだまだ少ないように思います。
それだけ難しい分野であることがわかります。
「機械学習してディープラーニングね!わかるわかる!」と知ったかするぐらいしかできません。(仕事で触れないと中々覚える機会に恵まれないという言い訳)
ただ、自身が開発出来ずとも、AIサービスを理解し、提案できるレベルまで知識を有しておくことは必須であると確信しています。
ユーザーからも「AI」という単語を聞く機会が圧倒的に増えてきているのは事実としてあるので、AIで何ができて何ができないのか。それぐらいは答えられるように学習しておきましょう。
AIを理解するには数学▼の知識が必要になります。
- 微分積分
- 線形代数
- 確率統計
あいまいねこは文系出身であり、微分積分は全くやってこなかったので、ゼロからの勉強になります。
そろそろ勉強を始めようとしてますが、何から始めればよいか迷う際は、まずUdemyのオンラインコースを受講するようにしてます。
▼Udemy:AIのための数学講座:少しづつ丁寧に学ぶ人工知能向けの線形代数/確率・統計/微分
ただ、コースによっては数万円する場合もあるので、▼の流れで活用してます。
- 受講するコースの目星をつける
- セール時期を狙ってコースを購入しておく
- 勉強する時になったら受講する
- スマホやPCで何回も見る(一回買えば何回でも受講できる)
家に帰ってからだと疲れて何もしたくないですという気持ちが大きく、中々勉強が進まなかったりするのですが、Udemyであれば動画での学習を繰り返し行うことができる為、昼休みや通勤中の合間時間に学べるのはとてもありがたいですね!
youtubeなどの無料動画コンテンツもあるし、お金かける必要なくない?
と思う人も多いかと思います。
ただ、やっぱりUdemyはオススメしたいです。
- 有料だとちゃんと見よう!という意欲が湧きやすい
- 保存機能がある為、オフライン受講可能
- コースへのコメントがよく反映される
- 講師がプロ中のプロ
- カリキュラムとして動画がセットになっているので探す手間がない
自身のスキルアップに対する投資を惜しまない人の成長はやっぱり早いです。
目先のお金より、将来の稼ぐ力(スキル)を蓄えた方が懸命ですよね!!
若手の内にUdemyで勉強して、資格もいっぱい取ってしまいましょうよ!!
【記事】IT資格は若手のうちにとるべし。若手だからこそ得られるメリットがある
IoT(Internet of Things)
こちらも一般的なワードになりつつあるIoT。
今までネットに繋いでいなかったものも繋げるようにして、情報の収集・通知を行えるようにすることで、もっと便利なサービスを作っていこうぜっ!!というコンセプトのものとなります。
今や家電もネットに繋がる時代であり、一般消費者からしても身近なものになりつつありますが、ビジネスシーンにおいては、もっと昔からIoTを有効活用していく流れが出てきています。
- 機材の故障が近づいたメールで警告する
- 事務所や本社などから、各現場や支店などの状況をリモート監視することができる
- 物流などのトレーサビリティのリアルタイム性が向上する
- 看板をデジタル化し、今すぐ売り出したい商品の広告をリアルタイムに表示できる
今後も需要は伸び続けることは必至で、IoTをどう活かしたサービスを提案できるようになるかがポイントになります。
UX(ユーザーエクスペリエンス)
似たような言葉にUI(ユーザーインタフェース)という言葉がありますが、ユーザーとシステムの接点(要は画面のボタンなど)を指しますので、UXとUIでは意味合いがかなり違います。
UXとは、人がサービスに触れたことで得られる体験や経験のことを指し、UIは人とシステムとの接点(主に画面のボタンなど)を指します。
ただし、UXを勉強していくと、必然的にUIを極めていくことに繋がっていくので、まだまだ若手の方は「使いやすいUI」はどんなものかを学び、UXの考えにシフトしていくことがよいかと思います。
アプリには入力フォームが必須になりますが、以下のブログとかは結構参考にする時があります。
内容も簡単でわかりやすいかと。
【2020年最新事例付き】入力フォーム作成の際に注意したい12のポイント | えそらLLC UX ブログ
入力フォームのデザイン・UXを高める15のルールを徹底図解! – ポップインサイト
インフラ技術(AWS、Azure、ネットワークなど)
これからのSIerは、既存のサービスを上手くつなぎ合わせていくことが求められます。
その為、プラットフォーム、インフラ関係の知識があるSEは最強なのではないでしょうか。
- AWS、Azure
- サーバー本体
- サーバーOS(Windows、Linux系、仮想)
- Dockerコンテナ
- ネットワーク関係(ルーターなども含む)
- FT構成(MSFCなど)
- RDBMS(Oracle、PostgreSQLなど)
- Office系(Googleドライブ系も)
- ビジネスチャットツール(Slackなど)
インフラっぽくないものも含めてしまいましたが、別に「インフラエンジニアになれ!」と言っているわけではありません。
あくまで、SIerとしての提案力向上を図る為、知識として有しておくべきであり、流行の技術などは押さえておかないと、素晴らしいエンジニアにはなれないんじゃないかと思ってます。
努力あるのみ!!
さいごに
多様化が進む現代において、一概に「これがSIerの全てだ!」と言うのは正直難しいのですが、何となくSIerについてわかってもらえたでしょうか?
SIerには色々な問題もありますが、将来性のあるなしについては、結局各々のエンジニアの頑張りや変革次第だとは思ってます。
IT人材は常に人手不足な状態ではあるものの、プログラミングを行える人はとても多いです。
今後、初心者向けプログラミングスクールが増え、言語自体も簡単なものが増えてきていることもあり、より一層「プログラミングができる」だけの人材では、SIerでのずっと活躍していくことは難しくなってきます。
SIerで活躍していく為には、上流工程のスキルやインフラ関係の知識を高め、最先端の提案をしていける人材になることが必要になるでしょう。
「インフラやプログラミングって何から勉強すれば…?」という新卒の方は、会社の研修であったり独学であっても、「まだ新人だし!」で許されることは多いかと思いますので、なんとかなる場合が多いように思います。
ただ、転職組の場合は入社タイミング的に研修をみっちりやる!というところは少ないでしょうし、ある程度即戦力として求められていることもあるかと思います。
転職組の方は▼のようなスクール系で就職まで面倒を見てもらえるようなサービスを利用した方が、圧倒的に効率が良いように思います。(独学だけでインフラエンジニアに転職するのは相当運がいいとしか思えない…)
特に20代の内であればチャレンジには早めの方がよいと思いますよ!
あいまいねこはもう30歳を越えてしまいましたが、若手にも負けないようがんばります!!
とか言いながら、ブログ書いたり、いらないパソコンのHDD再利用したりと遊んでしまっているような気もしなくはないですが…。
【記事】古いノートパソコンのHDDを再利用してみる。|ちゃんとフォーマットはしようね
真面目に設計やレビューについて考えてみたりもしているのでセーフ!
【記事】ソフトウェア開発におけるレビューの目的は?|レビューにおける大事な考え方